艶々なひみつ
私にはゴールデンレトリーバーのベリーとラブラドールレトリーバーのベスパとパフィンというパートナー犬たちがいます。今回イギリスから帰国した際に一緒に連れて帰ってきたのです。
みな、レトリーバーと言っても【ワーキングタイプ】でドッグスポーツやレトリーバーならではの猟場での回収作業をするために産まれてきたわんこたちなのです。
特にベリーは日本ではあまり見ないゴールデンレトリーバーの【ワーキングタイプ】
まーるいイメージの(勝手な)ショー・ペットとして飼われている日本のゴールデンとは見た目も少し異なり、体重も23kgくらいです。
ベリーはとにかく走るのが速くて無駄な動きがないとよく言われます・・・笑
「人と何か一緒に取り組むこと」が好きなのはタイプを関係なしにレトリーバーならではの特権ですよね♪
帰国してからよく3頭を見て言われることは「毛づやがとってもいいですね~輝いてますね~」ということです。ありがとうございます!
これは血統がただ言いだけではない、努力の結晶がそこにはあるのです・・・
イギリスのフィリッパ先生の元では犬の食事は【BARF DIET(バーフダイエット)】と呼ばれる生の骨と肉と野菜を与えていました。もちろんブリーディングして産まれた子犬たちも離乳食は鶏ガラのミンチから始まり、生後5週齢くらいでは生の鶏ガラにかぶりついていました!。
こんな感じです。乳歯の成長に合わせて「とにかく噛みたい!!」というお年頃のパピーには最高のエンターテイメント。
そしてこのときこそ個性が出るので(マイペース・所有欲・独占欲)アセッスが出来ます
しかしここで【食べながら唸る】という行動が出たからといって「この子はアグレッシブだぁぁ!」と焦ることはありません。吸収の早い子犬たちはシェアして食べることを学んだり、こちらも食べているときにそばにいて撫でるなどして慣らしていきます。
とまぁ、話は逸れてしまいましたが私は日本でもイギリスで与えていたものに極力近い形で【BARF DIET】を続けています。イギリスでかかっていたコストよりもお高めではありますが、(ラムの骨は無料で分けてもらっていましたからねぇ)鶏がらやラム骨、ミンチは鶏がらミンチと牛肉と馬肉とトライプ(これはイギリスで与えていた臭さが足りない・・・)
ベスパとベリーは1日1回、450gのお肉にお野菜やおかずを足します。
こちらは【馬肉の日】
もやしはかるくゆがいて刻んだものをジップロックに入れて冷凍保存して必要な分だけ入れます。
パフィンは体重が増えなくて困っている
(飼い主は食べるだけ増えて困っている)
ので1日2回で1食は手羽元や鶏がらをあげています。
こちらは【鶏がらミンチと胸肉の日】
卵は殻ごとあげます♪イギリスではみんな殻も消化していたのに日本に帰ってきてからそのまま出ることが・・・安い卵だからかな?
ここまでお見せして「うわぁ~~~手間かけてる~~~うちじゃできない~~~」って思った方、、、無理はせず出来る範囲でやりましょう。日本で言う「手作り食」に比べたら私は結構おおざっぱな方だと思う。。。どんなレシピを見るよりも何が合うかを教えてくれるのは犬本人ですからね。これでうちは毎日健康なPooをしているので満足しています。
野菜はこんな感じで1週間分(とは言え3頭分なので1頭飼いの方なら2~3週間分になると思う)
にんじん・セロリー・パセリをフードプロセッサーにかけたものを離乳食のトレイに入れてひとつが1頭1回分、ほうれん草や小松菜は軽く湯がいて刻んだものを氷作るトレイに入れて冷凍保存、1回で1頭1ブロック
あとはもやしとかブロッコリーとかスーパーで買ったものを湯がいて刻んでジップロックで冷凍保存してそのときのご飯の様子でパラパラのせる。
あとは冷やご飯とかちくわとか冷蔵庫にあったらかさ増しでいれちゃう。朝食の残りの卵料理とか。あとはトマト缶!生のトマトよりも煮たトマトの方が栄養価が高く、ビタミン・リコピンもばっちりなのでトマト缶を買って与えています。
あと上記の写真の中で粉っぽいのが目に入ったと思います。
サプリメントとして【ココナッツオイル】【サーモンオイル】【リンゴ酢】【食用グレードの珪藻土】【ターメリックパウダー(うこん)】を入れています。
写真に載せたのは
【食用グレードの珪藻土】はおなかの中の寄生虫を追い払ってくれる効果、フロントラインのように背中に粉を乗せるとノミ駆除にもなります。うちの周りは野良猫が多く、帰国してすぐにガールズが食いついたのでこれはまずい!と思い沖縄から取り寄せました・・・
【ターメリックパウダー】は癌の予防・肝臓を有害物質から守ったり、消化不良を助けます。
給餌の50%を生の骨にしましょうと唱えるバーフダイエット
「えぇ!毎日生の骨をあげるの!?管理が大変~~~」と始める前からひるんでしまうので
私は週に3回鶏がら・手羽元・ラムの骨・ターキーネックをてきとーにランダムで
そして週に3回鶏がらミンチ・ムネ肉・牛肉・馬肉・トライプ・ラムミンチをランダムで野菜に混ぜて与えています。
そして週に1回は生断食をさせています・・これもイギリスでやっていたそのまま。
(しかしパフィンはカリカリなので断食はなし、子犬の場合もなし)
消化器官・肝臓を休ませる日をつくってあげることが大切で、そこを休ませてあげることで犬はそのエネルギーは別の臓器を整えるために身体を使います。
生食や断食に関しては賛否両論だと思うのですが、私は一度生食をあげた犬の素晴らしいコンディションを知ってしまったのでいくら手間がかかっても、私は超節約生活をしていたとしても続けていきます。